LINE連携ができる予約システム5選!仕組みや機能を比較      

LINE連携ができる予約システム5選!仕組みや機能を比較

予約管理システム

飲食店、美容室、エステなどのサービス業界で注目を集めているのがLINEを活用した予約システムです。多くの人が日常的に使用しているLINEから直接予約ができれば、店舗の集客力向上につながります。

LINEの月間ユーザー数は、2023年6月時点で9,500万人※です。多くのユーザーが利用しているLINEを活用することで、店舗の集客力を高め、売上向上につなげることができます。
参考:LINEキャンパス「LINEの特徴やユーザーを知る

LINEで予約を受け付けるためには、LINE連携に対応した予約システムが必要不可欠です。しかし、LINE連携に対応する予約システムは数多く存在し、それぞれに特徴があるため、最適なシステムを選ぶのは簡単ではありません。

そこで本記事では、まずLINE連携の仕組みや機能について解説します。また、LINE連携が可能な予約システム5選も紹介します。

LINE連携とは


LINE連携とは、店舗が保有する顧客情報と個人のLINEアカウントを結びつける機能です。

LINE連携をした店舗のLINE公式アカウントにお客様が友だち登録をすると、LINE IDと店舗が保有しているお客様の顧客情報(名前、電話番号、住所、購入履歴など)が自動的に紐づけられます。

通常のLINE公式アカウントは、友だち登録をした人のLINE IDやLINE登録名、アイコンなどの限られた情報しか取得できません。そのため、個人に最適化したサービスを提供するのが困難です。

一方、LINE連携をしたLINE公式アカウントでは、友だち一覧からお客様の顧客情報が確認できます。店舗はLINE公式アカウントを通じてお客様一人一人を識別し、個々のお客様に合わせたサービスを提供できます。

お客様情報の登録作業が省ける

LINE連携をすると、店舗はLINEアプリ上でお客様にさまざまなサービスを提供できます。お客様は店舗独自のアプリのインストールやWebサービスの登録をする必要がありません。

一般的に、アプリやWebサービスを新規で利用する際には、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報の入力が求められます。この作業は手間がかかるだけでなく、プライバシーに関する不安を感じる人もいるため、登録をお願いしても断られるケースがあります。

また、サービスを利用するためにはIDやパスワードの設定が必要です。複数のサービスを利用していると、IDやパスワードの管理が煩雑になり忘れることがあります。

IDやパスワードを忘れても多くのサービスでは再設定が可能ですが、再設定の手続きをせずにそのままにするユーザーも少なくありません。登録をしてもIDやパスワードを忘れたことがきっかけで、利用されなくなってしまうケースもあります。

しかし、LINE連携を利用すればLINE公式アカウントを友だちに追加するだけなので、個人情報の入力やIDやパスワードの管理が不要です。LINEアプリは、日常的に利用している人も多いため、サービスとの接点を維持しやすいことから継続して利用してもらえる可能性が高くなります。

LINEアプリからサービスを提供できる

LINE公式アカウントから情報発信をする際、LINE連携をしていないとお客様の属性を指定できません。そのため、友だち登録をした全ての人に情報が届いてしまいます。情報を必要としていないお客様にも届くので、煩わしくなってブロックされるリスクも高まります。

一方、LINE連携を活用すれば、情報配信の対象を絞り込むことが可能です。特定のお客様と関連性の高い情報を届けられるようになるため、集客や売上の増加が期待できます。

また、LINE公式アカウントは外部システムと連携することで、提供できるサービスの幅を広げられます。代表的なサービスが予約機能です。LINE公式アカウントには予約機能がないため、個別のメッセージや予約フォームに誘導をして予約を受け付ける必要があります。

しかし、予約機能を導入すれば、お客様がLINE公式アカウント上から直接サービスを予約できるため利便性が大幅に向上します。

LINE連携の予約システムができること


LINE連携の予約システムは、LINE公式アカウントと連動して機能する予約管理システムのことです。店舗が保有する顧客情報を紐づけられるため、お客様はLINEアプリから直接予約ができます。

さらに、LINE連携の予約システムではその他に以下の機能が使えます。

  • LINEアプリからの予約受付
  • 顧客管理
  • 他の予約サイトへの自動反映
  • スタッフのシフトやスケジュールの一括管理
  • POSレジとの連携

それぞれの機能について解説します。

LINEアプリからの予約受付

LINE連携の予約システムを導入すると、LINE公式アカウントのプロフィールページに「予約する」というボタンが表示されます。お客様がこのボタンをタップすると予約画面が開くので、日時、プランなどを画面の指示に沿って入力します。すべての項目を入力し、「予約する」というボタンを押せば予約が完了します。

予約の際、お客様は個人情報を入力する必要がありません。LINE連携の予約システムでは、お客様のLINEアカウントと店舗が保有する顧客情報が紐づけられているためです。

予約内容の確認画面に顧客情報が表示されるので、お客様は表示された情報に間違いがないかを確かめるだけで予約手続きができます。

また、LINE連携の予約システムでは、予約の受付だけでなく、予約の変更やキャンセルも可能です。お客様はいつでもLINEアプリから予約の管理ができるため、都合のよいタイミングで手続きができます。

店舗側にとっても、予約の受付、変更、キャンセルなどの一連の作業をスタッフが直接対応する必要がないため、業務の負担が大幅に減ります。

顧客管理

LINE連携の予約システムを利用すると、LINE公式アカウントに友だち登録しているお客様の情報を確認できます。具体的な情報は以下のとおりです。

  • 氏名
  • 電話番号
  • 住所
  • 来店回数
  • 施術内容
  • 担当スタッフ

LINE連携の予約システムを導入すれば、予約が入っているお客様の顧客情報を確認できるため来店前の情報収集が簡単に行えます。

一方、LINE公式アカウントだけでは個人を特定できる情報の確認が困難です。そのため、お客様一人一人に合わせたサービスを提供するには、LINE連携の予約システムの活用が不可欠です。

他の予約サイトへの自動反映

店舗によっては、ポータルサイトや店舗のWebサイト、SNSなど複数の予約チャネルを利用しているケースが多く見られます。複数のチャネルを運用する際に問題となるのが、予約管理の手間です。

たとえば、店舗のWebサイトから予約が入った場合、他のチャネルに予約情報を反映させる作業が発生します。反映作業が遅れると、既に予約が入っている枠に別のチャネルから予約が入り、ダブルブッキングが起きるおそれがあります。

ダブルブッキングはお客様に迷惑をかけるだけでなく、店舗の信頼にも悪影響があります。そのため、できるだけ早く反映作業を行う必要がありますが、手動での作業は非常に煩雑で時間がかかります。

LINE連携の予約システムによっては、LINEや他のチャネルから入った予約情報の一元管理が可能です。予約情報は自動的に他のチャネルに反映されるため、手動での作業が減らせます。予約情報がリアルタイムでシステムに反映されるため、常に最新の予約状況を確認できます。

LINE連携の予約システムを活用することで、手動作業を減らせるだけでなく、予約ミスによるトラブルを未然に防ぐことが可能です。さらに、スタッフの作業負担も大幅に軽減されるため、店舗運営の効率化にも役立ちます。

スタッフのシフトやスケジュールの一括管理

LINE連携の予約システムでは、スタッフのシフトやスケジュールをカレンダー上で一括管理できます。スタッフごとに予約可能な時間帯を、予約システムが自動的に調整するため手動での調整作業が不要です。

また、シフト管理では、スタッフの休日の設定や勤務時間、予約状況の確認が可能です。予約状況に合わせてスタッフの人員配置を調整できるので、業務の省力化と効率化を実現できます。また、スタッフの負担を軽減することで、サービスの向上にもつながります。

POSシステムとの連携

POSシステムは、決済機能だけでなく店舗の売上に関するデータを自動的に収集して解析する機能を持ったシステムです。商品やサービスの販売数や購入の日付・時間帯などの情報を把握できるため、マーケティングや在庫管理に役立てられます。

LINE連携の予約システムとPOSシステムを連携させることで、LINE公式アカウントに決済機能を導入することが可能です。お客様はLINEアプリ内で決済を完了できるため、決済サービスや専用ページを利用する必要がありません。

決済に必要な作業が少なく済むので、お客様の手間を減らせます。店舗側としても決済業務のミスや工数を削減できます。

また、POSシステムとの連携によって、顧客の会計情報と予約情報の一括管理が可能です。顧客が予約をした際に、過去の購入履歴やサービス利用履歴が表示されるようになるため、次回の来店時に適切な対応を行えます。

かんざし

LINE連携ができる予約システム5選


LINE連携に対応する予約システムは数多くあり、それぞれに搭載されている機能が異なります。自社に最適な予約システムを選ぶためには、各システムの特徴を理解することが重要です。

ここではLINE連携ができる予約システムを5つ紹介します。各システムの機能や価格などを比較しながら、店舗に合ったシステムを見つけましょう。

1.かんざし

引用元:かんざし 公式Webサイト

「かんざし」は、サロン・美容業界に特化した予約一元管理システムです。Google、Instagram、予約ポータルサイトなど複数のチャネルから入った予約情報を「かんざし」上で一括管理できます。予約の変更やキャンセルが発生した場合も、かんざしを通じて他のサービスに自動で反映されるため予約管理の効率化が可能です。

かんざしのLINE連携では、LINE専用の予約ページを作成できます。予約ページはシンプルで使いやすく設計されているため、お客様にとって予約手続きがスムーズに行えます。

また、予約確定やリマインドの通知を自動で送信する機能も備えているので、お客様の来店忘れを防げます。かんざしの利用料金は5,500円/月となり、業界トップクラスの低価格で利用可能です。LINE連携を利用する場合も別途費用はかかりません。

なお、POSシステムと連携する場合は料金体系が異なるため、詳細については問い合わせが必要です。
※すべて税込み

美容室の予約管理システム「かんざし」

2.tol(トル)

引用元:tol 公式Webサイト

tolは、アポロ株式会社が提供する個人事業主向けの予約システムアプリです。タブレットやスマートフォンだけで運用ができるため、予約システムに抵抗があった人も気軽に導入できます。

tolには無料プランが用意されており、初期費用をかけずにLINE連携の予約システムが使えます。無料プランでは、ネット予約機能、予約管理機能、ネット決済機能、各種メール自動送信設定など、多くの機能が利用可能です。

ただし、無料プランでは顧客管理機能や予約受付ができない日の設定など、いくつかの機能が利用できないため注意が必要です。有料プランには、Businessプラン(3,980円/月)、複数のスタッフがいる店舗向けのshopプラン(19,800円/月)があります。

複数店舗運営向けのCompanyプランもありますが、利用料金については問い合わせが必要です。

tolは、LINE連携の予約システムをなるべく低コストで導入したい店舗にとっておすすめできるサービスです。
※すべて税込み

3.RESERVA(レゼルバ)

引用元:RESERVA 公式Webサイト

RESERVAは、株式会社コントロールテクノロジーが提供する予約システムです。予約受付・管理をはじめ、顧客管理やオンライン決済、Zoomとの連携など、様々な機能が利用できます。また、LINE連携にも対応しているため、お客様はLINE公式アカウントから直接予約できます。

RESERVAの料金プランは、無料で使えるフリープランから、すべての機能が使えるスイートプラン(55,000円/月)まで6つあります。店舗の規模に応じてプランのアップグレードができます。

なお、LINE連携機能を利用するには、RESERVAの料金プランの契約に加えて、LINE連携オプション(3,300円/月)の契約が別途必要となります。
※すべて税込み

4.STORES(ストアーズ)予約

引用元:STORES 予約 公式Webサイト

STORES 予約は、STORES株式会社が提供する美容室・サロン向けの予約システムです。オンラインによる事前決済、カレンダーでの予約管理、自動メール配信など多くの機能が利用できます。デザインのテンプレートも多数用意されているため、専門的な知識がなくてもページの作成や予約ボタンの設置が簡単にできます。

また、「STORES 予約」は、同社が提供する「STORES 決済」や「STORES レジ」などのサービスと連携することで機能の追加が可能です。

STORES 予約では、LINEアプリ内で動作する「LINEミニアプリ」と連携することで、LINE公式アカウントからの予約ができます。予約内容の通知などを自動で発信するため、予約忘れを減らせます。

STORES 予約の料金プランは、フリープランからエンタープライズ(66,000円/月)まであり、登録スタッフや月間予約件数に応じて変わります。

LINE連携を利用するには、「STORES 予約」のライトプラン以上の契約と、LINEミニアプリご利用審査に必要な情報の入力が必要です。
※すべて税込み

5.Repitte(リピッテ)

引用元:Repitte 公式Webサイト

株式会社コネクター・ジャパンが提供する「Repitte」は、LINE公式アカウントを活用した自動予約システムです。予約管理や顧客管理、スタッフ管理など充実した基本機能が利用できます。また、チャット機能やカルテ機能といったオプションも豊富に用意されています。

Repitteの特徴の一つが、仮予約機能です。お客様が3つの候補日を選択することで、店舗側にとって都合の良い日時で予約を確定させることができます。

利用料金は、1名で運営している店舗では2,200円/月、複数のスタッフが在籍する店舗では8,800円/月です。どちらのプランも初期費用10,780円がかかります。

さらに、Repitteでは導入サポートが充実しています。専門のスタッフが、システムの設定やLINE公式アカウントの開設、運用方法などをサポートしてくれるため、初めてシステムを導入する店舗でも安心です。
※すべて税込み

LINE連携の予約システムに「かんざし」をおすすめする理由

LINE連携の予約システムにはいくつかの種類がありますが、どれを選べばよいか悩んでいる方には「かんざし」がおすすめです。

かんざしは、LINE連携機能だけでなく以下のような特徴があります。

  • 複数の予約を一元管理できる
  • POSシステムとの連携でデータの取得や分析ができる
  • 電子カルテとの連携で詳細な顧客情報を確認できる

予約システムを選ぶ際に現在必要な機能だけを基準に選ぶと、将来的にオプションの契約や別の予約システムの導入が必要になる場合があります。

かんざしは初期費用が無料で、月額利用料金も5,500円(税込)と利用しやすい価格設定です。また、店舗の運営に必要な機能がまとまっているため、長期的に利用できます。

複数の予約を一元管理できる

かんざしは、複数のチャネルから入ってくる予約情報を集約して一元管理できます。予約の変更やキャンセルが発生した場合も、他の予約サービスに自動で反映するため、予約管理が効率化できます。スタッフが手作業で各サービスの予約状況を更新する必要がなくなるため、業務負担の軽減が可能です。

かんざしが一元管理できる予約サービスは以下のとおりです。

  • Googleマップ経由からの予約
  • Instagram連携の予約
  • LINE連携の予約
  • かんざしオリジナルの自社予約システム「かんざし結」
  • 各種予約ポータルサイト

また、来店や電話での予約は手動での登録作業が必要ですが、かんざしで一元管理が可能です。「かんざし」は多くの予約サービスに対応しているため、複数の予約チャネルを利用している店舗にとって非常に頼もしいサービスです。

電子カルテとの連携で詳細な顧客情報を確認できる

かんざしは、電子カルテと連携することで、お客様から予約が入った際に予約情報から直接カルテに記載された情報を確認できます。予約情報とカルテと照らし合わせる作業がないため業務の効率化が可能です。

かんざしと連携できる電子カルテシステムが「ビューティーパレット」です。ビューティーパレットは、文字や画像はもちろんのこと、手書きやフリーハンドで書き込めるため、文字では説明が難しい感覚的な情報も記録できるのが特徴です。

また、専用端末を必要としないため、導入コストを抑えられます。

かんざしとビューティーパレットを連携させることで、お客様が予約をした時点で詳細な情報を把握できるようになります。お客様のニーズに合ったサービスを提供できるため、お客様満足度の向上につながります。

美容室・サロン専用の電子カルテ「ビューティーパレット」

POSシステムとの連携でデータの取得や分析ができる

かんざしは、POSシステムと連携することで予約情報と売上に関するデータを組み合わせて分析を行い、効率的な運営と顧客サービスの向上を実現できます。

たとえば、予約数が少ない曜日や時間帯に、割引クーポンを配布したり、特別メニューを提供したりすることで、お客様の来店を促すことができます。

また、曜日や時間帯ごとの売上データを分析し、スタッフの配置を最適化することで、お客様の待ち時間を短縮してサービスを提供することが可能です。

かんざしは、さまざまなPOSシステムとの連携が可能ですが、特におすすめなのが「サロエボ」です。サロエボは、サロンに特化したPOSシステムとなり、会計機能だけでなく、顧客管理や売上推移、データ分析の機能も搭載しています。

店舗の経営において、売上や顧客情報などのデータを集めて分析することは不可欠ですが、手作業では多くの手間と時間がかかります。

サロエボは、自動で集計した多くの情報を多様なツールで分析できるため、経営状況の把握や意思決定に役立ちます。

サロン特化型のPOSシステム「サロエボ」

まとめ

LINEは多くのユーザーが日常的に使うアプリです。LINEを活用することで、店舗の集客力を高め、売上向上に繋げることができます。そのため、LINE連携の予約システムは店舗経営に不可欠なツールです。

また、LINE連携の予約システムは、予約の一元管理や外部システムとの連携などの機能も備えているため、業務の効率化も実現できます。

しかし、LINE連携の予約システムは数多く存在するため、店舗に最適なシステムを選ぶのは簡単ではありません。店舗のLINE公式アカウントから予約ができるようにしたいけれど、導入が難しそうと感じている方は「かんざし」をご検討ください。

かんざしは、LINE公式アカウントからの予約機能だけでなく、予約確定やリマインドの通知を自動で送信する機能も備えています。お客様は予約日時を再確認できるため、来店忘れを防げます。

また、予約の一元管理やPOSシステム・電子カルテとの連携など、店舗の運営に必要な機能を搭載しながら業界トップクラスの低価格で利用できます。ぜひ、かんざしを活用して店舗運営の効率化と売上向上を目指しましょう。

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KANZASHI(かんざし)
かんざしは、様々なウェブサイトから入る予約を取りまとめる一元管理サービスです。すべての予約(インターネット・電話・店頭・自社サイト)を一元管理することでバッティングをなくし業務を効率化。サロンワークに集中できます。

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